今日は随時更新いたします

>06:50

今朝は3時過ぎに目が覚めました。
4時間くらいは眠れたと思います。
手術のことを考えるたびに胸が苦しくなります。
私は、小心でマイナス思考が取り柄です。
なので考えるほどに心が震えて仕方ありません。
今朝の検温時に、看護師さんにケースワーカーさんと相談できるよう手配してもらいました。
今不安に思っていることを色々聞いてみようと思っています。
看護師さんに確認したところ、手術予定日は火曜日の12日だそうです。
また、明日にも外科病棟に引っ越し予定だそうです。
連絡が来ていませんでした・・・・・。

>09:00

ようやく便が出ました。
血液交じりですが普通に近いものでひと安心です。

月曜日と火曜日は、入口の両側のベッドが入れ代わり立ち代わり3~4人バタバタしていましたが昨日からは落ち着き入院時と変わらない奥の2人だけとなっています。
朝食後に思い切ってお隣さんにお声がけしてみました。
直腸癌で1月に手術をして入院中とのことで、人工肛門を作り治療中の方でした。
年齢は69歳で、3歳年下ですが貴重な経験談を伺うことが出来ました。
術式のこと、人工肛門のこと、術後の治療のこと、意外だったのがCVポートを埋め込むということでした。
通常肩甲骨の近くに、点滴で薬の投与や栄養の投与を行うため皮膚下に埋め込む、100円硬貨ほどの大きさの点滴針を刺すための受け口です。
母も一時そんな話が出ましたが、外科手術が必要なために体に負担があると中止になったものです。
たぶん癌の手術と一緒にやるのではと思います。
術後は抗がん剤も含めて様々な点滴が続くようで、CVポートを作らないと両腕が点滴針の跡だらけになってしまうので仕方がないことなのでしょう。
明日外科病棟に引っ越すまでは、できる限り色々なことを教えていただこうと思います。

>15:00

午前中からネットで色々と調査。
昼食を終えてまた調査。
色々と分かったことがあります。
幸いなことに、病室のお隣さんが直腸癌で手術が済みストーマ(人工肛門)を付けていたこと、ボランティア団体の友人が直腸がんの手術を終えて放射線治療と抗がん剤の投与で苦しみと戦っていること。
この2人の知り合いは多くのことを教えてくれて今後の判断の大きな情報となりました。
前者は人工肛門を造設、後者は肛門温存者。
いずれにすべきか悩みますが、私はどちらの術式になるかまだ分かりません。
ドクターの説明を聞いた翌日には手術ですから。
手術を受けるか拒否するか、自分が選択すべきことではあるけれど、拒否した場合は病院選びから再スタートになります。
受諾する場合は医師の技術にお任せとなり現在の病院での治療を継続することになります。
いずれにしても、手術は免れません。
覚悟はしなければなりません。

>16:00

色々な悩みで迷路を彷徨っているときに、PT(理学療法士)さんがお出でになって、手術前のリハビリについてレクチャーをしてくださいました。
ストレッチを1種、筋トレを3種、手術日まで、できれば1日3回それぞれ3セット繰り返すようにと宿題をいただきました。
実際に1週間寝たっきりになると15%筋力が落ちるといわれています。
私のような高齢の前期高齢者は、廃用症候群に気を付けなければならないと言われます。
確かにベッドから立ち上がる時やトイレで座るとき、歩行中やしゃがむときなど「どっこいしょ」と掛け声と気合を入れないと大変な感覚は常にありました。
今日受けたレクチャーは、明日からの大切な課題として実践しなければ、車いすのお世話にならなければならなくなると肝に命じました。
頑張ることがまたひとつ増えました。

>17:00

今朝看護師さんにお願いした医療支援室の医療ソーシャルワーカーさんが訪ねてきてくださいました。
入院費のこと、治療のこと、手術に対する恐れや疑問を30分以上聞いていただきました。
思っていることや自分の希望はハッキリと出して伝えるべきだと言われました。
色々な疑問は解け少しは勇気も出てきましたが、小心者の私にはハードルがまだ高いこともありました。
やはりドクターにはなかなか言うことが出来ない気がします。
夕食を手早くかき込んで、ZOOMミーティングの準備です。

>19:30

今回のことで色々と心配をしてくれて、不足なものを買いだしてくれた友人たちとZOOMミーティングをしました。
現状、病状、感じていること、恐れていること、思っていることなどを聞いてもらいました。
人間は話すだけでも心の安定を得れるものですね。
話しているうちに心の整理が少しずつついてくるのを感じました。
今回参加してくれた友人の一人は、ここの病院の心臓血管外科で大手術を一昨年、昨年から今年にかけて2回ヘルニアの手術を経験しています。
もう一人の友人は、女性の病気で辛い手術を乗り切っています。
経験は何よりのアドバイスとなり勇気を与えてくれます。
友人たちに感謝です。

>21:00

消灯となり、今日一日を振り返ってみました。
結局最終決定は自分が下さなければならないのは分かっているのですが、やはり覚悟が足りなくてウジウジしている自分が居ます。
なぜ覚悟が足りないか考えてみます。

ほんの2週間前に巨大な大腸ポリープ切除のため入院し、その翌日ポリペクトミーを実施。
ポリープ切除が終了しあと数日で退院し帰宅できると思っていたら、1月26日に実施した今回のポリープを発見した日にもう一つの腫瘍を見逃していたと謝罪された。
その腫瘍は間違いなく癌と思われるので、生検の結果を待たず次の行動に移ったほうが良いと転院先の希望を聞かれました。

一つ目の恐れは癌。
入院していた病院も日本の大きな系列病院で、外科もあり父の大腸癌も手術した病院だっただけに、手に負えない腫瘍なのかという疑問と死を連想させる癌という病気に対する恐れです。
同時に不信感も噴き出しました。
内視鏡による画像を見るだけで悪そうな顔をした大きな腫瘍でした。
ステルス癌ならいざ知らず、こんな大きな腫瘍を「見逃していた」なんて信じられません。
検査の日から2か月が経過してしまっています。

二つ目の恐れは無知。
腫瘍は肛門からすぐの場所にあると教えてもらいました。
それだけです。
自分としては、すぐと言っても肛門から何cmくらいの位置で形状は、大きさは、摘出は内視鏡でできるのか、はたまた開腹手術になるのか、肛門は温存できるのかなど色々な疑問が湧きだしました。
しかし転院したらということでしょうか、疑問は解けないまま一週間後の3月31日に病院を午前中に退院してすぐ午後から今の病院に入院しました。
また検査をやり直しです。

三つ目の恐れは今後の人生。 
どんな手術かは、今知りません。
内科の先生は、内視鏡の画像で位置や大きさなどを詳しく、そして造影CTの結果から今のところ転移は見られないが摘出後の生検でないと詳しいことは言えないと説明をしてくださいました。
術式は外科の先生が決めることだとも。
どんな手術になるにしても手術は免れないことも決まっています。
術後は人工肛門をつけて生きるのか、肛門を温存していただいて生きるのか、放射線治療や抗がん剤の投与で5年間また10年間とマイルストーンのような目標クリアをかかえて生きるのか、いまはまだ分かりません。
ただあるのは、今までのような健常体で今まで抱いていた人生は送れなくなるという事実です。

明日外科病棟に引越しします。
そして手術に向けての準備が始まります。

今の素直な気持ちを探ってみると、内視鏡的手術による肛門温存を強く希望している自分がいます。
別の友人が上部直腸癌で肛門からの内視鏡的手術により切除し、肛門は温存されたが現在まで放射線治療と抗がん剤の投与に苦しんでいる。
先月には便秘により大腸にステントを入れ何とか快方に向かったと話してくれた。
今では、人工肛門をつけたほうが良かったのではと考えているそうだ。
今の部屋のお隣さんは、今年の1月に直腸癌で手術をし人工肛門をつけている。
ただし肛門は残したままだというので、落ち着いたら人工肛門からもともとの肛門への吻合手術を行うのかもしれない。
ご本人は慣れたので人工肛門のままでも良いと思っていると仰っていた。
昨日の友人とのZOOMミーティングでも、知り合いのお母さんが直腸がんで人工肛門をつけ、普通に生活しているよと教えてくれた。

今、別の病院でスタートした今回の癌治療が最終ステージに向かっている。
あと5日で手術となる。
今日まで、台本のページを捲るたびに新しいストーリーに驚いてきた。
最終ステージになるというのに、最後のページが見えてこない。
だからと言って今更別の台本に飛びつくほどの時間もない。
自分なりにこの病を調べて、調べて、それでもまだ納得できていないし覚悟もできていない。
でもステージは自分の意志とは別にどんどん進んでしまっている。
もう少し、納得や覚悟の時間をもらえないものかと思う。
今のままだと手術の前日に内容を聞かされて翌日即手術。
覚悟も何もあったものではないと思う。

台本はこのままにして最後のページに臨もうと思っています。
ただ、事前にはどんな準備があるのか。
例えば、また下剤による大腸洗浄がいつからスタートして、手術の開始は何時からで、術式はどんなで、時間はどのくらい予想されるかとか、CVポートをつけるとか、術後の絶食は何日くらいかとか、術後の治癒次第で内科病棟にまた移るとか、知りたいことは山ほどあるのに全然見えてこない。
知ってしまうことによる恐怖もあるかもしれないけれど、知らないことによる恐怖のほうが大きい気がします。

本心。
それは、自分が望む処置をしてくれる病院を探してそこで治療をしたい。
しかし、自分は素人でそれは自分に甘い結果を望んでいるだけなのではとの思いもある。
肛門を切除してしまうことが絶望ではなく、5年生存率を高めるためにも必要不可欠だということも知った。
経験者から人工肛門でも大丈夫だとの経験値も教えてもらった。

今、最大の関心事は、これから望む最終ステージの台本内容を知り、勇気をもって耐え忍び、生きること。
生き残って、新たな人生設計を紡ぐことに他ならないと考えた。

でも・・・・・怖いです。

明日は外科病棟へ引っ越しです。